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元極道の異色作家・沖田臥竜のニュース解説  「プロ」はニュースはこう読む!

バカの一つ覚えのように「誰でもいいから人を殺したかった」と言う未成年の殺人犯

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今月26日、千葉県君津市で「誰でもいいから人を殺したかったので祖父母を殺害した」と自首して逮捕された17歳の少年が、取調べで「祖父母の家に行って殺害した後、自宅に帰り、自首するまでの3日間はテレビやビデオを見ていた」などと供述していることがわかりました。


絶対、計算ずくで言ってるやろ


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写真はイメージです

 自分のおばあちゃんとおじいちゃんを殺害しておいて、その後の3日間、どういう心境でクリスマス一色のテレビやビデオを観ていたのだろうか。

 この子は、人として何かが確実に欠けている

 それは、持って生まれたものなのか、家庭環境がそうさせてしまったのか分からない。だが、確実に人として、欠けてはならない部分が欠けてしまっている。

 反面、欠けていない部分もしっかりとある。

 本人は「誰でもいいから人を殺そうと思ったが、通行人なら逃げられるから身内を殺した」などとも供述しているようだが、誰でもいいから殺そうと思った、という者に限って、必ずかよわい人たちを狙う。

 その部分はしっかり、この少年も欠けていない。

 本人が述べたように、「通行人なら逃げられる」と言うのであれば、なぜ逃げない強者を狙わない。17歳の子供ごときがナイフを手にしたくらいで、誰でも逃げると思っているのか。

 否である。そのことは少年も感じていたはずだ。だからこそ、自分が反撃されないであろう祖父母に、刃を向けたんじゃないのか。世に拗ねているクセに、返り討ちに会わない相手を選んでいるからだ。

 何も私は、強者になら殺しかかってもよい、と言いたいのではない。そんなものダメに決まっている。ただ弱い立場の人をわざわざ選んで襲ったりしておいて、誰でもよかった、などと一丁前の口をきくな、と言いたいのだ。

 本当に「誰でもいいから人を殺そうと」思うようなヤツがいるのならば、近くの組事務所へ行け。便利な鉄砲玉が手に入ったと、ヤクザからは絶対、重宝にされるぞ。




沖田臥竜
兵庫県尼崎市出身。日本最大の暴力団組織二次団体の元最高幹部。前科8犯。21歳から29歳までの8年間服役。その出所後わずか半年で逮捕され、30歳から34歳までまた4年間服役と、通算12年間を獄中で過ごす(うち9年間は独居)。現在、本サイトで小説『死に体』を好評連載中。