>  > 名古屋市で入国記録のないイラン人男性がバットで撲殺された事件は治安悪化の象徴だ
元極道の異色作家・沖田臥竜のニュース解説  「プロ」はニュースはこう読む!

名古屋市で入国記録のないイラン人男性がバットで撲殺された事件は治安悪化の象徴だ

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愛知県名古屋市中川区の市道で、ワゴン車を運転中のイラン人男性・アナミ・シルマルド・ミラードさん(27)が前後をふさがれ、正体不明の男ら数人に切りつけらて殺害される事件が発生しました。捜査関係者によると、男らは5、6人で2台の車に分乗し、1台は市道を走行中のワゴン車の前方に割り込み、もう1台が後ろ側をふさいで停車させたのち、金属バットや刃物などで男性を襲ったといいます。なお加害者の男らは襲撃する際、ペルシャ語で「殴れ殴れ」「びびるな」などと声を上げていたとのことです。


ヤクザですらやらないような暴挙


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写真はイメージです

 事件は、今、分裂騒動で揺れる六代目山口組組長の本家がある名古屋で起こった。

 ヤクザが襲撃を実行する際には、ターゲットを尾行し、確実にヒット出来る場所を選ぶ。

 実は今回のように、前後を車でふさいでサンドイッチ(はさみ打ち)してから刺殺、もしくは殴り殺すという杜撰なやり方は、人が思っているほど多くないし、ヤクザもあまり採用しない。

 それは時代背景もあるだろうが、こういったやり方について回るリスクがそうさせたのだろう。

 そんな計算ずくの日本人を嘲笑うかのように、この外国人グループは、「殴れ、殴れ!」などとペルシャ語で叫びながら、やってのけたというのだ。

「びびるな!」とお互いを鼓舞しあっていたということも、後の調べで分かっている。

 だが、私が驚愕させられたのは、それだけではない。

 その場面を近所の住民が撮影していたというのだ。こっちのほうがある意味、戦慄を覚えないか?。

 戦場カメラマンならわかる。だがそうじゃない。ただの犯行現場近くの住民だというではないか。

 気になるのは、撮影していた場所であるが、ペルシャ語をはっきりとらえているところをみると、そう遠くはない場所からの撮影ではなかったのか。

 だとすると、撮影に気づかれた外国人グループに襲いかかられた可能性が大いにあったはずである。

 UFOなどの未確認飛行物体を撮影しているのとは訳が違う。殺害の証拠をおさめてしまっているのだぞ。そんな命の危険に晒されている場面でよくもまあ、撮影できたものだと感心させられてしまう。

 国家権力は総力を挙げて、ヤクザ弱体化政策をこれまでにないほど、強めている。

 何事でもそうだと思うのだが、ムリに締め付ければ、必ずなんだがの亀裂が生じ、軋轢を生み出す。

 だからこそ、ヤクザは必要悪と言われ、ある一定の役割は果たしていたのではないのか。

 不良外国人や半グレが跋扈する世の中のほうが、確実に治安維持できなくなると思うのだが、いかがなものだろうか。

 ある意味において、この事件は「外国人同士の争いごと」と受け止めるのではなく、日本人への警鐘として受け取ったほうがいいのではないか。




沖田臥竜
兵庫県尼崎市出身。日本最大の暴力団組織二次団体の元最高幹部。前科8犯。21歳から29歳までの8年間服役。その出所後わずか半年で逮捕され、30歳から34歳までまた4年間服役と、通算12年間を獄中で過ごす(うち9年間は独居)。現在、本サイトで小説『死に体』を好評連載中。