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セクハラ批判浴びた美濃加茂市「のうりん」巨乳キャラ、新ポスターへ変更

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セクハラ批判のポスター、差し替え再提出へ

 岐阜県美濃加茂市が、地元 美濃加茂の農林高校が舞台となっているアニメ「のうりん」とコラボして作成し、11月から駅前に掲示されている「みのかもまるっとスタンプラリー」のポスターが「エロすぎる」として注目を集めてたポスター。
 市や美濃加茂市民、そしてツイッターやSNSの「ネット民」が入り混じって喧々諤々の意見が交わされたようだが、とうとう美濃加茂市が、「差し替え」という形で折れるという事態で当面の決着をつけた。

 問題のメインイラストは良田胡蝶という女の子で、ピンクのロングヘアーに襟もとが大きく開かれ、巨乳というより爆乳といえる谷間やピンクに染まる胸元が強調。さらに顔が紅潮しており、眉根はそっと寄せられていて、まるで喘いでいるかのようだ。

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当初提出され議論を巻き起こしたポスター。

このポスターに対してのツイートが拡散され、美濃加茂市民以外からも様々な意見が寄せられた。

まずは、批判しているツイート。
・胸を強調する煽情的に見えるイラストを、非アニメファンや幅広い年代の人の目に入るようなところに掲出するのがよくない。
・公的な町おこしのイラストとして不適切なのではないか。
・まるでエロアニメみたい。
・胸を強調するイラストは、女性に対するセクハラや差別にあたる。
・公的な金を使ってこのような煽情的に見えるポスターを作るべきではない
・こういった表現を好んだり擁護する「オタク」が気持ち悪い

次に、賛成派。
・今回のコラボポスターは作品ファンに向けたものであるから、ファンを向いたポスターであるべき。
・「のうりん」と美濃加茂市のコラボは経済効果の面から見て成功している。
・批判をする権利は、実際にポスターを目にする美濃加茂市の住民にしかない。
・以前からコラボでこのタッチの画像が使われているのに、なぜこのポスターだけが問題になっているのか。
・そもそも「のうりん」の良田胡蝶は「巨乳キャラ」。そことコラボしてきたのだから当たり前。巨乳は公の場に出てはいけないのか。
・こういった表現を集中して批判するのは表現規制につながる。
・こういった表現を見つけると批判する「フェミ」が気持ち悪い。

 今回のポスターでメインに扱われた"良田胡蝶"は、「のうりん」のメインキャラクターではあるが、いちばんメインの女子キャラクター(いわば「作品を象徴するヒロイン」)ではない。アニメ公式サイトの「登場人物」ページでも、4番目の紹介だ。

 そのキャラクターが今回メインで使用されたのは、今回の「みのかもまるっとスタンプラリー」が第4弾だからに他ならない。第1弾では、メインのキャラクターが今回のポスターのように単独で使用されており、以降第2弾、第3弾と2番目、3番目のキャラクターが使用されてきているからだ。

 今は誰しも、自由に情報を発信できる時代だ。当然ながら、女性の武器を最大限に用いてSNSメディアで躍進している人達も多い。「それはあくまで個人の自由。公的なものにはふさわしくない。」そんな批判を述べていたら、周囲の反応を気にしてしまって大胆な町おこしなどは何も出来なくなってしまうのではないだろうか。

 寄せられている意見をもう一度見てみると「こういった表現を好んだり擁護する"オタク"が気持ち悪い」という意見と「こういった表現を見つけると批判する"フェミ"が気持ち悪い」という、相反する意見がある。

 どんなことにも、賛成派と反対派は存在する。だからこそ、ネット民の過剰過ぎる反応は、必要以上の考慮はしなくても良いという意見があるのもうなづける。もっと担当者は大胆不敵でいても良いかもしれない。

 簡単に、しかも匿名でクレームを入れられる時代において、お客様相談室という名の「クレーム処理」係に配属されたら、頭を抱えるという人もいるぐらいだ(笑)。正当なクレームには、問題を見つけ出し発展させるヒントも隠れているが、条件反射的な文句や愚痴、憂さ晴らしの類が溢れかえるネットのつぶやきには、スルーしてもいいし、よりウィットに富んだ返し方をしてもいい。

 だからこそ、美濃加茂市には我を通して欲しかったような気もする。


(文=生類憐みの令)

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差し替え提出されたポスター。巨乳バージョンはヤフオクなどで高値でやりとりされる? 出典:美濃加茂市