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元極道の異色作家・沖田臥竜のニュース解説  「プロ」はニュースはこう読む!

「私の部屋には頭蓋骨がある」と供述した29歳の自称イラストレーターの描く絵は

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大阪府門真市のマンションの一室でバラバラに切断された遺体が見つかり、大阪府警門真署はこの部屋に自称イラストレーターの森島輝実容疑者(29)を死体損壊と死体遺棄の疑いで逮捕しました。森島容疑者は「私の部屋には頭蓋骨があるが、今は話したくない」などと供述しています。なお容疑者の知人で、同市内に住むアルバイト店員の女性(25)が行方不明になっていると女性の父親が警察に届け出ており、府警では遺体はその女性のものとみて身元確認を進めています。


人間としての良心は残っていたのか?


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写真はイメージです

「私の部屋に頭蓋骨などがありますが、今は話したくない」と聞かされた取り調べ官も、仕事でなければ、聞きたくない話であろう。
というか、私だったら聞きたくない。

 マスコミは例によって今回も森島容疑者に対し、たっぷりと悪意を込めて「自称」と冠につけているが、自称のイラストライターとは、どのようなものなのだろうか。勝手に家でイラストを描いているだけなのだろうか。気にかかるところである。

 さて29歳の森島容疑者と、被害者であろうと目されている25歳の女性の間に何があり、どういう経緯からこのような結末を迎えたのか、今は話したくないらしいので、皆目わからない。

 だが、本当に森島容疑者の犯行であるのなら、人を切断しておいて、どのような心境でイラストを描いていたというのだ。

 普通の心理状態ならまず描けまい(自称をつけられているくらいなので、イラストレーターの仕事はなかったのかもしれないが)。人を殺(あや)めただけでなく、その後に遺体を埋めたり、切断したりする所業は、少しでも良心が残っていれば、できる行為ではないはずだ。

 憎くて憎くて仕方ない相手であったとしても、殺害して斬り刻むなど、そうそうできることではないのではないか。

 だが、それを自称イラストライターは、やっているかもしれないのだ。

 そして、人を解体した手で、もしかしたらペンを握りイラストを描いていたかもしれないのだ。

 自称イラストレーターが、ことの顛末をいつ頃語り始めるのかは分からないが、内容によっては、その供述はメディアで取り上げるべきではないと私は思う。なんでもかんでも、すべてありのままに報道しなければならない義務はない。行方不明だという25歳の女性の親御さんだけが知ればいいことである。

 できれば、親御さんのためにも、何かの間違いであってくれないであろうか。今はただ25歳の女性がどこかで元気に暮らしていることを祈りたい。




沖田臥竜
兵庫県尼崎市出身。日本最大の暴力団組織二次団体の元最高幹部。前科8犯。21歳から29歳までの8年間服役。その出所後わずか半年で逮捕され、30歳から34歳までまた4年間服役と、通算12年間を獄中で過ごす(うち9年間は独居)。現在、本サイトで小説『死に体』を好評連載中。