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精霊の棲む森「ムーミン公園」で遠く離れたスオミに空想旅行を

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精霊の棲む森で優雅な1日を

 80年代からはじまるテーマパークの絶叫マシンの過激化はとどまるところを知らなかった。関東では豊島園、西武園、富士急ハイランド、八景島シーパラダイスなどが競い合うかのように絶叫マシンの過激化を推し進めたものだ。そんな中、独自の路線を進めたのがディズニーランドだったかもしれない。絶叫マシンの過激度よりも、ディズニーという作家の世界観を重視し、絶叫マシンの過激度を抑えめにしてきた。

 しかしこれら商業テーマパークの問題は、入場料や乗り物料の異様な高さ、そして時々起こる絶叫マシンの事故だった。

 そんな諸問題や過当競争とは一線を画した形で、「あけぼの子どもの森公園」は存在する。

 通称ムーミン公園。


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 場所は埼玉県入間市のすぐ隣、飯能市。フィンランドの作家トーベ・ヤンソンさんの「ムーミン童話」の世界をモチーフにした公園である。一部の公園マニア(そんなのいるのか?)には既に有名だ。

 入場料はゼロ。乗り物料はゼロというか、そもそも乗り物が存在しない。まあ、財布に優しい。入場者も選ばない。親子連れ、カップル、老夫婦、個人などなど、誰が入ろうが憩いを提供してくれる。精霊が入場してもOK!?


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 まず公園敷地内に入ると、競技ホッケーの公式グラウンドがあり(これも珍しい)、学生達の試合を観戦することも可能。いわゆるフィールド・ホッケー、グラウンド・ホッケーと呼ばれるスポーツだが、要はアイスホッケーを人工芝の上でやっている。
 ルールはよく分からないが、
「おう! おう! いけ! おう!」
と威勢の良い掛け声が響く(筆者にはこの掛け声が、名物ラジオ番組だった「コサキン」で関根勤がよく真似してた『後楽園ホールにキックを見に行くといつもいる、王貞治そっくりの常連観戦者』のそれにしか聞こえなかったのだが、まあそれはどうでもよくて)。

 ちょいと観戦したところで、足をさらに奥に進めていく。


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 すると中央にドーンと「ムーミン屋敷」を再現した建物が出現。「ムーミン公園」に足を踏み入れた証だ。筆者の少年時代には「ばあちゃん屋敷」と呼ばれる駄菓子屋が各街にあったが、駄菓子屋不在の現代においては「ムーミン屋敷」が該当するのかも?


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 屋敷の設計は若干ミニチュアモードにしているのか、大人達が大勢で中に入ってはしゃぐものではなく、子供たちがキャッキャと楽しめる摩訶不思議な内部構造。子連れでも、そうじゃなくても、覗いてみるのがオツだろう。中は何階建てだかよく分からなくて、日本的家屋や集合住宅に慣れた子供が探索する分には、十分な「びっくりハウス感」はあるだろうし、そこから育まれる子供達の新しい感性に期待することも出来る。