>  > 奈良県桜井市で実兄の葬儀の帰り道に車から逃亡したシャブ中はこの男です
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奈良県桜井市で実兄の葬儀の帰り道に車から逃亡したシャブ中はこの男です

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奈良地検は21日、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕され、葬儀への参列を理由に一時釈放されていた奈良県桜井市の無職・飯田秀樹容疑者(50)が、市内を移動中の車から逃走したと発表しました。奈良県警では顔写真を公開し、飯田容疑者の行方を追っています。警察などによりますと、飯田容疑者は兄の葬儀に参列するためにいったん釈放されていましたが、警察署に戻る途中、乗っていた車が止まろうとした隙に逃げ出したということです。飯田容疑者は身長およそ170センチ、当日は喪服姿だったとのことです。


この顔にピンときたら110番

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奈良県警のfacebook(リンク)で公開されている飯田秀樹容疑者の顔写真。見かけた方は110番または最寄りの警察署まで通報をお願いします。


 身体を拘束され、頭を抱え込んでいるところに突然「執行停止」となれば、そりゃ逃げたぁなるよな。葬儀から戻る途中に車から飛び出していった飯田容疑者の気持ちも分からなくはない。

 保釈逃亡と違い、バックレてしまったとしても保釈金を没収されるわけでもなく、量刑もそこまで加算されるわけでもない(でも、あらたな罪状がプラスされる可能性は大いに秘めているのだが)。とくにこの飯田容疑者のように覚せい剤がらみの事案の者は、とりあえず一発、覚せい剤を身体に入れることしか考えていない。

 どうせ、パクられてしまうことは確定してるのだから、いまさら一発も二発も同じだ、となってしまう気持ちも分からなくはない。

 私が知っている者の中にも、身内の不幸で執行停止となり、その葬儀の最中などにドロンしてしまったのが何人かいる。

 ドロンした後は様々だが、その者を匿ってしまったお陰で、あらたに犯人隠避で犠牲者を出してしまったケースもあったし、覚せい剤でグリグリになってしまい電信柱によじ登り、SOSを叫んだあげくの逮捕もあった。

 もっと言えば、現在進行形で逃走中の女の子も知らなくはない。

 もちろん、連絡先など知らないし、居所なんてしらないが、逃走中という話だけは知っている。

 かく言う私も、ある事件で身柄を引っ張られ、再逮捕の嵐をくらい、各警察署をたらい回しにされている道中に、父親を亡くした。

 すぐに弁護士が飛んで来て、執行停止の手続きをとる事を告げてきたが、結局、執行停止の申請は出さなかった。

 どのツラを下げて親の葬儀に参列できるというのだ。

 親族に合わせる顔なんてあるか。ただでさえ現役(のヤクザ)時代だったので、親族間の寄り合いにすら呼ばれていなかったのに、斎場に留置場からあらわれてみろ。この上さらに親不孝を重ねるだけではないか。

 私は弁護士に執行停止の手続きを断ると、留置場に戻り、親不孝を心で詫びた。

 数日後、母から届いた電報にはこう書かれてあった。