>  > オレオレ詐欺犯をギャングした早大生は強盗罪の構成要件を授業で習わなかったのか
元極道の異色作家・沖田臥竜のニュース解説  「プロ」はニュースはこう読む!

オレオレ詐欺犯をギャングした早大生は強盗罪の構成要件を授業で習わなかったのか

この記事のキーワード:
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

振り込め詐欺グループがだまし取った現金500万円を受け取り役の少年から横取りしようとした疑いで、早稲田大学生ら4人が、警視庁に逮捕されました。逮捕されたのは内山達也容疑者(29)、早稲田大学生・幾原康一朗容疑者(20)ら4人。幾原容疑者は6月、東京・文京区の江戸川橋駅で80代の女性から500万円を受け取ろうとしていた少年の顔を殴り、「警察だ。お前、受け子だろ。金出せよ」と言って、現金を奪おうとしましたが、少年は抵抗し、「交番に行くぞ」と言ったため、2人は、そのまま交番に入っていったといいます。幾原容疑者はその場で逮捕。「相手が犯罪者なら、犯罪にならないと思った」と犯行を認めています。


詐欺犯なら殴りつけても無罪!?


okita_news_1030_02.jpg

犯行現場となった江戸川橋駅 wikipediaより引用(リンク

 振り込め詐欺がそんなに儲かるのなら、その人間達から金を巻き上げればよいではないか、そうすれば、罪悪感も薄くて済むし────という発想はわからなくもない。

 だが、奪いとった金を被害者に戻さないのであれば、結局のところ被害者からすれば、同じ穴のムジナだという事に気づかなかったのか。

 もっとも、今回のケースは、早大生らの暗躍?のおかげで、無事500万円は被害者の元へとかえってきた事になる。早大生の本来の意図とは、まったく逆になってしまったのだけれども......。

 しかし、なんと短絡的な早大生らであろうか。「警察だ。お前、受け子だろう、金出せよ!」と、いきなり受け子の少年を殴りつけ、挙句、受け子に「交番に行くぞ!」と逆ネジ食らわされて、素直に交番まで行ってしまうとは......。

 案の定、警官じゃなかったという事がたやすくバレてしまっているではないか。で、どっちも逮捕。500万円は被害者のもとへ。お金が戻ってきたんだし、チャラにならないのがツライところだ。

 振り込め詐欺のお金の受け渡し場所なんて、本来なら、入るはずのない情報が、内通者からか、早大生らのもとへ入ってきている。入るはずのない情報が流れてきたのだ。もう少しちゃんと料理方法を考えていれば、500万を奪った上で事件を迷宮入りさせる事も難しくなかったのではないか、と思われる。

 警察官を装う、という発想からスタートしたのであれば、もう少しまともな警察官を演じてみせんか。どこの世界に、いきなり殴りつけるアブない刑事が存在するというのだ。

 しかし、情報を早大生らに流した内通者も、まさかこんな結末を迎えようとは、予想もしてなかったであろう。まがりなりにも有名大学生がこんなにアホだとは、思ってもいなかったに違いあるまい。