>  > 【裁判所24時】覚せい剤でパクられた元ZOOメンバーの、裁判で明かされた「悲哀の人生」
今井亮一の「裁判傍聴バカ一代」R-ZONE出張版

【裁判所24時】覚せい剤でパクられた元ZOOメンバーの、裁判で明かされた「悲哀の人生」

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約25年後に運ばれてきたのは悲しいときめきだった

「EXILE、ドリカムは"大迷惑" 元ZOO坂井俊浩の衝撃シャブ逮捕」と今年7月9日、日刊ゲンダイが報じた。
「ZOO」は1989年に結成され1995年まで活動、「日本中にヒップホップ系ダンスブームを巻き起こす火付け役となったダンスユニット」だ。
 EXILEのHIRO氏らとともに「ZOO」のメンバーだった坂井氏が、日本テレビ系の音楽番組「THE MUSIC DAY 音楽は太陽だ。」に久々に出演した3日後、シャブで逮捕されたのである。たしかに「衝撃」だ。
 


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「THE MUSIC DAY 音楽は太陽だ。」(日本テレビ)より。この放送の3日後逮捕。この生放送出演時の突然台本にない唐突な言動がのちに話題となった。


 そして9月29日(火)午前11時、その坂井氏(以下被告人)の「覚せい剤取締法違反、麻薬及び向精神薬取締法違反」の第1回公判が東京地裁で行われた。
 芸能系の事件なので傍聴人が押し寄せると予想したか、裁判所の腕章を付けた職員が2人きた。なのに、52席の傍聴席に傍聴人は12人ぽっち。寂しい。
 
 被告人は保釈されていた。黒スーツでノーネクタイ、濃い黒髪、黒フレームの眼鏡。証言台のところに立つ姿は、さすが元ダンサー、背が高くてスタイルが良い。足が長い。
 
 検察官が起訴状を読み上げた。
 
検察官「被告人は、法定の除外事由がないのに、みだりに、第1、平成27年6月下旬頃から同年7月7日までの間に、東京都内、千葉県内、神奈川県内、栃木県内、またはその周辺において...」
 
 逮捕は7月7日。尿から覚せい剤が検出されたが、使用時期も使用場所も判然とせず、覚せい剤は1週間くらい尿に出るので、こういう表現になるのだ。
 
検察官「...覚せい剤であるフェニルメチルアミノプロパンまたはその塩類若干量を自己の身体に摂取し、もって覚せい剤を使用し...」
 
 これはもう決まり文句。裁判傍聴マニアは空で言える(笑)。そして...。
 
検察官 「...第2、同年7月上旬頃から同月7日までの間に、麻薬であるコカインまたはその塩類若干量を自己の身体に摂取し、もって麻薬を施用したものである。罪名及び罰条...」
 
 覚せい剤は「使用」、コカインは「施用(せよう)」なのだ。
 
 被告人の認否(起訴状に対する意見)は「事実でございます」。
 
 検察官の冒頭陳述によれば、被告人は20歳頃から覚せい剤などを使うようになり、いったん中断していたが、2014年の春頃、金銭トラブルや離婚に関する悩みを紛らわせようと、再び使うようになったんだという。
 
 では今回、なぜ発覚したのか。