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日本の裏社会で今、なにが起ころうとしているのか?

R-ZONE編集部緊急レポート#1 「揺れ動く菱の代紋」

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日本の暴力社会がこれまでにないほど揺れている。一部のマスコミは、これ幸いと煽り、トバシ記事を乱発している。そこには憶測やデマしか含まれていない。果たしてそのような記事に社会的意義はあるのだろうか。

RーZONEは編集部は分裂騒動が公となった8月25日以降、独自のルートで関係者への取材を続けていた。その一部が、これから紹介するレポートである。最初にお断りさせていただくが、このレポートは関係者のインタビューや情報提供をもとに構成されており、なかには証言者の推測や希望的観測も混じっている部分もあるかもしれないが、速報性や公益性を鑑みて、できるだけ生の証言のまま掲載させていた。なにとぞご了承いただきたい。


飛び交う噂の真偽は


 現在、まことしやかに囁かれている噂がふたつある。どちらもおもに警察関係者筋から流れてくる噂である。

 ひとつ目は、今回の分裂騒動で一発でも銃声が鳴れば(一説では淡路ですでに発砲があったという情報があるが未確認)、六代目山口組・司忍組長を警察庁が逮捕する、という噂である。

 関係者によれば、警察庁ではすでにその用意が整っているらしく、いつでも実行に移すことが可能な状態にあるという。

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工藤會野村総裁の逮捕を伝える報道(リンク

 容疑は、九州の五代目工藤會・野村悟総裁らに福岡県警が使ったのと同じ所得税法違反(脱税)。組員から上納金として集めた金を私的流用し、個人所得としたのに税務申告しなかった、という理屈である。

 このやり方を容認してしまうと、今後、暴力団関係者なら誰でも、いつでも逮捕できる時代になってしまう可能性がある。ただし抗争を抑えこむ手段としては非常に強力であることは否めない。

 ふたつ目の噂は、独立組織の神戸山口組への加入と、近日中に六代目山口組から17団体が脱退し神戸山口組に合流する、というものである。

 独立団体の神戸山口組への加入の噂を話してくれた関係者は複数おり、なかには「関東甲信越から一社、九州一社、大阪一社、山陽方面二社」と具体的な団体名を口にする者もいた。

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神戸山口組の事務所を幸平一家幹部らが訪問したことを伝える報道(リンク

 たえず噂にのぼる住吉会幸平一家については、関係者の話を総合する限り、神戸山口組への加入の可能性は低そうだ。ただ、先日5日に幸平一家十三代目・加藤英幸総長や同一家の幹部らが神戸山口組の中心組織のひとつである山健組の事務所を訪れたところを見ても、神戸山口組と友好的な関係であることは間違いない。

 いっぽう独立組織からの神戸山口組への加入の噂だが、これは今に始まったものではなく、「分裂前に決定していた(神戸山口組に近い関係者)」という話まである。

 六代目山口組の分裂の噂がマスコミに流れだしたのは8月の半ばだったが、弊サイトも含め、その噂を信じる報道機関は皆無であった。一部の記者が神戸に詰めはじめた8月23日頃になっても、半信半疑なメディアのほうが多かった。それほど今回の分裂劇はマスコミにとっては寝耳に水な突然のものであったのだが、先の関係者によれば、そのずいぶん前から離脱派は他団体に根回しをしていたという。