>  > 工藤明男が強制参加型反抗映画『孤高の遠吠え』に感じたこととは?!
工藤明男コラム

工藤明男が強制参加型反抗映画『孤高の遠吠え』に感じたこととは?!

この記事のキーワード:
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


関東連合元幹部もリアルと称賛!本物の不良を起用した問題作が上映

シネマトゥデイ 2015年9月24日 19時00分」

kokou1.jpg

 先日、石川県金沢市で開催された「カナザワ映画祭 2015」内上映、『孤高の遠吠』のトークショーのゲストとして出席させて頂いた。

 小林勇貴監督とは、今年、共通の友人を介して知り合ったのだが、今回の作品『孤高の遠吠』に出てくる所謂"不良"とは真逆のタイプの人間で、24歳と年齢は若いが芯があり、純粋さと映画に対する情熱を持ち合わせた才能溢れる青年だった。

 普段なら映画のトークショーといった目立つ場に僕が立つことはないのだが、今回出ることを決めたのはそういった小林監督の真っ直ぐな人間性を感じた部分が大きかったと思う。

 観ていない方もいると思うので、映画の内容を細かくお伝えすることは出来ないが、僕の視点で感想を言わせて頂くと、一般の人では気付かない"不良あるある"や、不良世界の人間関係の複雑さ、不良の地域性などが細部に渡り盛り込まれており、リアルさとメッセージ性の強さ、映像ならではの面白さを感じることが出来た。

 ちなみに出演している役者は全員、小林監督の地元・富士宮の本物の不良でプロの俳優ではないそうです。

 だからこそ、不良が持つ空気感がよく出ていたのかもしれない。

 今後また、上映機会があれば、絶対的に映画館観て頂くことをお薦めしたい。先に出た空気感や臨場感、音に拘った監督の狙いを桁違いに感じることが出来ると思う。

 ただ、これはR指定になるのかな?

 だとしても、どこかの映画館で期間を決めて上映してほしい。

 "強制参加型反抗映画"と銘打ったサブタイトルに、かつて僕が所属していた、"関東連合"という組織あった同調圧力という目に見えぬ力を重ねてしまったのは言うまでもない。

  (文=工藤明男)