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「お口のサービスで、死亡」の恐怖の感染症!

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風俗好きの方、ご用心!

 今、恐ろしい話題が巷を再燃させつつある。それは、風俗で「口腔性交渉」を行うことによって死に至る可能性がある!というものだ。

 分かりやすく言うと
「口腔性交渉」=フェ◯チオで死んじゃうことがありますよ、ってことです。

 先に原因を述べておこう。正式な病名は「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」又は「A群β溶血性連鎖球菌感染症」といい、俗に言う「ヒト喰いバクテリア」が筋肉や脂肪・皮膚の組織を破壊して壊死させてしまう「壊死性筋膜炎」という症状を併発する病気である。A群β溶血性連鎖球菌感染症のうち、最も重い症状を引き起こすのがこの状態であり、さらに恐ろしくなってしまう細かい情報をお聞かせしよう。

 この病気の怖いところは、なんといっても進行の速さである。もとはA群β溶血性連鎖球菌"咽頭炎"という病気から発症していくことが多く、潜伏期間は一般的に2~4日といわれている。突発的な熱やのどの痛みで始まり、のどが赤く腫れるだけではなく扁桃腺に膿があるように見えるのである。

 この状態で抗生剤等を投与して治癒に向かえば良いのだが、劇症型の場合、壊死性筋膜炎へと発展するので、発熱だけではなく手足の痛み、そして急激な血圧低下がみられる。通常であれば血圧の上の数値が120~130台の人が、70台まで下がるのだ。高齢になり、徐々に体の機能が弱り死に近くなっていく時、一つの目安が血圧であり、80を切って70台、60台にまで下がってくるとそろそろ死期が近いことを覚悟するものだが、一気にその数値まで下がってしまうことには驚きを隠せない。さらに数十時間後には軟らかい部分の組織が壊死を始め、急性腎不全や急性呼吸窮迫症候群などを引き起こして、いくつもの内臓が正常に働かなくなる多臓器不全となり、ショック症状に陥って死に至るのだ。壊死性筋膜炎患者の致死率は20%以上。

 専門用語ばかりの病状の説明が長くなってしまい申し訳ないが、発熱や喉の痛みで始まる病気なのだから非常に身近な症状なのである。熱を込めて説明した意図を理解して欲しい。

 さて、冒頭に「再燃」と述べたのにはもちろんながら理由がある。
 この病気のルーツは1980年代の後半に欧米で報告され始めたのだが、日本では1993年に最初に報告されている。しかし平成25年(2013年)、奈良県立医科大学付属病院で、風俗店で口腔性交渉を受けた40歳代の男性が、帰宅した直後から陰部の痛みを訴えたというのだ。その男性、痛みをこらえながらも翌日には出社しているのは、痛みの部位と昨日やってきた行為が恥ずかしかったのかもしれない。しかし、痛みは増す一方で治まる気配はなく、仕事どころではなくなり、近くの病院を受診したらその翌日、血圧が70まで下がり、血液検査の結果、肝機能障害や腎機能障害を併発しており、救命センターに搬送されたというのだ。抗生剤や大量の輸液を行い、また患部の切除術を行いながら、この男性はなんとか命拾いをしたようだが、一歩間違えれば危ういところだったのである。

 そして最近また、このA群β溶血性連鎖球菌感染症が流行っているという報告が上がっている。多くは、おしゃぶりを共有する子供達が感染しているようだが、子供から感染しやすいのは、家で長く一緒の時間を過ごす母親である。この母親がA群β溶血性連鎖球菌咽頭炎に感染し、自分が、或いはそこから感染した友人の女性が風俗で口腔性交渉を行った場合は、前述した男性と同じような状態となる可能性が極めて高くなることは言うまでもない。

 HIV感染であっても、最近は海外に渡航して風俗を利用する傾向も強いことから、いつなん時、自分が被害に遭うか解らない状況だ。そんな中、口腔性交渉であればHIVは感染しにくいから...と気軽に通っていれば、痛い目に遭う可能性も増えるかもしれない。

 これを読んでいるあなた...。自分の生活を振り返ってみて、もしも危険を感じることがあるのなら、すぐにでも何かしら対処した方が身のためかもしれない...。

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遊ぶときにはご注意を(写真はイメージです)