>  > 「海にひとりで入っていったら、人はそれを"自殺"と呼ぶ」の巻
ネット探偵・コウノモトウの「噂の東京パトロール(仮)」第10回

「海にひとりで入っていったら、人はそれを"自殺"と呼ぶ」の巻

この記事のキーワード:
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

東京の繁華街を、誰にも頼まれていないのにプライベートで警備し続ける男、コウノ。四十代無職、住所不定。趣味は「カネになりそうなものを拾うこと」。
このコーナーは、そんな彼による私的パトロール活動の貴重な記録である。
TOKYOの平和は、実はこの男のおかげかもしれない。(R-ZONE編集部)


夏の終わりに海に行くとこうなるよという旅

「海坊主」

●情報
・海坊主は、海に住むUMA。多くは夜の海に現れ、それまでは穏やかだった海面が突然盛り上がり、黒い坊主頭の巨人が現れて、船を破壊するとされる。
・体長は数メートルから数十メートル。かなり巨大なものもいるとされるが、比較的小さなものもいると伝えられる。
・黒い頭で口だけある海坊主=口坊主というUMAが千葉の御宿に出るらしい。 腕や足にかぶりつき海底に引きずり込むという。特に夜の海に多いらしい。

 情報によると海坊主は夜の海に出没することが多いらしいが、今回はあえて昼間に捜索してみようと思う。コワイから、という理由もあるが、せっかく夏の海へ行くのである。あくまでも"調査目的"として合法的に水着ギャルを拝みたい。海坊主1:ビキニ9ぐらいのスタンスを固持して御宿へ向かう(旅行で余った18切符で)。

コウノは御宿に向かった

kouno0830_00.jpg

 電車に3時間ほどゆられ、ようやく御宿に到着。ケツの痛みが尋常ではないがモチベーションは高い。すぐさま、鼻の下を限界まで伸ばしつつ海坊主(やビキニ)のパトロールを開始

 ......と、思いきや、空一面、一点の青みもないほどの曇天模様......。おまけに肌寒い......。ビーチには、ビキニはおろか人影すらない......。ゴーストビーチと化している......。

kouno0830_01.jpg


 片道3時間もかけて、うすらサビシいビーチを拝みにきたというのか......俺の浮かれ一体ドコへ向かえばいいのか......夜の校舎、窓ガラス壊してまわったりはしないが、せっかく海にきたので、せめて足湯ならぬ「足海」だけでもしてみることにした。

kouno0830_02.jpg

 I can't stop the loneliness

 どうしてだろう。

 悲しみがとまらない。

kouno0830_03.jpg

 海坊主も見当たらないので、御宿駅へ戻る。

 つぎの電車まで1時間待ち......。

 悲しみがとまらない。


(取材/文=コウノモトウ)

kouno0830_04.jpg

そのまま海に入っていったらコウノさんが海坊主になれたのに! あ、でもそうしたらこの原稿は届かず新聞に3行ほど載るところだったかもですね。残念!(編集部)