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俺の、最後の獄中絵日記 第180回

若さゆえのあやまち、という言葉の似合わない年齢になっていたよ

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前回までのあらすじ
2012年10月、覚醒剤の譲渡や使用などで懲役二年四月の刑をくらい月形刑務所で服役中だった後藤武二郎は、ある日、たまたま目にした職業訓練募集の張り紙に深く考えず応募したところ、まさかの当選。住み慣れた北海道を離れ、九州は佐賀少年刑務所へ移ることになってしまった。


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思えば、便利な言葉だったなあ

2013年(平成25年)7月6日

ということで俺は今、雑居房に3人で暮しているよ。

このメンバーで5ヶ月過ごすことになる。

結局、今期のCADの訓練生は全部で12人。

そのうち外部から来てるのが9人。

月形、川越、川越、福岡、北九、松江、広島、松本、山形で残る3名がこの佐賀刑の人だった。

MAX6人の雑居に3人だから暑苦しい思いをしないで済んだが、この12人の中で40歳を超えるのは4人。

最年長は52歳だ。

なんと俺は上から2番目。今までの懲役では若い若いと言われていたのに、いつの間にかオヤジ扱いされるようになっちまった。

いったい俺の「若い」と言われている時間はどんなものだったのだろうか。

今、自分自身の人生の楽しい盛りを、すべて棒に振っていたことを実感させられる。

残りの人生を考えても、まだこのような場所にいる自分に焦りばかりを感じるネ。

俺の部屋の2人とも俺の子供と同年代だ。

もうバカな話もしていられないよ。

安く見られないように勉強も頑張らないといけないな。

これからは自分の年と残りの人生考えてもっと自分を大事に生きてみようか。

なんつったって残りの生きる年数も限られてきてるからネ。


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