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元極道の異色作家・沖田臥竜のニュース解説  「プロ」はニュースはこう読む!

元極道が叱咤「男なら惚れた女のために闘わんかい」

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テレビ、ラジオ、新聞はかならずしも事実を報道しているとはかぎらない。それは「嘘」を伝えているということではなく、都合の悪い情報をあえて伝えないことで世論をある特定の方向に誘導しようとしている可能性もある、ということである。そこで過去に何度もテレビ、ラジオ、新聞で「報道された側」(笑)であり、報道と事実のギャップを身を持って知っている男でもある元ヤクザ、現在作家の沖田臥龍に、「ニュースの読み方」を指南してもらう!

別れた女房を探しだして車ではねた男

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「DVで接近禁止命令の男が妻らを車ではねる 大阪・藤井寺」毎日放送(リンク

「DVで接近禁止命令の男が妻らを車ではねる 大阪・藤井寺」
毎日放送 7月27日(月)12時31分配信
26日夜、大阪府藤井寺市で21歳の無職の男が妻ら2人を車ではねて殺害しようとしたとして逮捕されました。

 男には、妻に対するDV=ドメスティックバイオレンスで接近禁止命令が出ていました。

 道路を歩く2人、しばらくすると、後ろに止まっている車がエンジンをかけ、2人が角を曲がると後を追うように走り出します。

 警察によりますと、東大阪市の無職・袋谷椋哉容疑者(21)は、26日夜9時半ごろ、大阪府藤井寺市で21歳の妻と一緒にいた男性(21)の2人を背後から車ではね、刃物を持って現場にいたところを駆けつけた警察官に殺人未遂容疑で現行犯逮捕されました。

 2人はいずれも軽傷です。

 袋谷容疑者には、妻に対するDVで接近禁止命令が出ていました。

 警察の調べに対し、袋谷容疑者は「待ち伏せしていた」などと供述しているということですが、妻は先月から避難施設に入っていて、25日に別の場所に引っ越したばかりで、警察は妻の居場所を知った経緯などを調べています。


 ろくでなしのこの21歳の男、期待に応え無職である

 いつも思うコトなのだが、どうして無職の男が車を乗っていたり、当たり前のように携帯電話を所持できているのだろうか。おそらくは親が甘やかしているからなのだろうが......。

 年齢関係なく、無職の旦那なんて誰であれ愛想尽かして当たり前だ。その上、暴力を振るってくるのだぞ。男として、というか人間としてクズ以外の何物でもない

 まあクズは少し置いといて、私が少し解せなかったのは、車で突っ込まれた時に被害者の女性と一緒にいたという男性のコトだ。

 そりゃどんな強者とて、夜道でいきなし車が自分に向って突っ込んでくれば恐れをなすであろう。挙句、運転席から包丁を握り締めた奴が降りてくれば、誰だって一目散に走って逃げ去るかもしれない。逃げ去るかもしれないが、それは1人でいる時の話だ。女性を連れていて、しかも明らかにその女性がターゲットにされているとわかっていれば、男として意地でも逃げ出せない場面ではないのだろうか。

 確かにこの男性も横たわる被害者女性の横で座っていたらしいので、逃げてはいない。逃げてはいないが、彼女を守る為に格闘した形跡もない。彼は何をしていたのだろうか。何の為に彼女と一緒にいたのだろうか。

 ここまでの惨劇は想像していなかったとはいえ、DVで彼女との接禁が命じられている男がいて、彼女も身の危険を感じていたからこそ家を引っ越したりしていたのだろう。当然、そのくらいのことはこの男性も知っていたであろう。だからこそ、万が一に備え彼女と一緒にいたのだろうし、時には頼もしいセリフのひとつやふたつくらい吐いてたのではないのか。

 というか、普通、男なら言うわな。

 それならば、どうして肝心な場面でなんらかの抵抗をしなかったのだろうか。惜しい......と思ってしまうのは少々乱暴すぎる意見だろうか。

 だが、世の中がどれだけ移り変わろうが、武士の時代から男が女性や子供を守るのは、男としての務めのはずである。

 被害者の女性の命が奪われなかったのはせめてもの救いだが、今回の事件は彼女の心に、いつまでも傷跡として残ってしまうかもしれない。その痛みを、せめてこの男性が癒してあげてほしいと思う。