>  > 「駐禁ステッカー」を貼られたからって、警察へ出頭すると損するから気をつけろ!
今井亮一の「情報公開バカ一代」

「駐禁ステッカー」を貼られたからって、警察へ出頭すると損するから気をつけろ!

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「平成26年中の放置車両確認標章取付状況(委託・非委託別)」という一覧表の開示を受けた。「放置車両」とは、運転者等が車両を離れて直ちに運転できない状態の違法駐車。要するに、誰も乗ってない駐車違反のことだ。「確認標章」とは、その放置車両のフロントガラスなどにぺたりと貼る、あの黄色い駐禁ステッカーだ。
 以上を踏まえ、一覧表を見てみよう。


駐禁取締りのほとんどは「委託警察署」管内!

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▲平成26年中の放置車両確認標章取付状況(委託・非委託別)都道府県別

 おなじみ緑色の制服の駐車監視員は、全国どこでも活動してるわけじゃない。「委託警察署」の管内でのみ活動している。
 警察署は2014年度は全国に1169署あり、そのうち「委託警察署」は393署。「非委託警察署」は776署だ。
 
 委託警察署の管内における駐禁ステッカーの貼り付けは140万7379件。それに対して非委託警察署の管内では、たった9万1904件。
警察署の数は非委託のほうが2倍ほど多いのに、駐禁取締りはほとんど委託警察署の管内で行われてるってことだね、ほ~!

大都市ばかりが稼げる制度!

 それでだ、駐車監視員による貼り付けは、140万7379件の75.0%に当たる105万6000件。残り25.0%は、警察官や交通巡視員がやってる。
 
 駐車監視員による貼り付けを都道府県別で見ると、いちばん多いのは警視庁(いわば東京都警察)で、34万7955件。2位は大阪府で、がくんと下がって15万0441件。3位は神奈川県で11万1091件。
 上位3都府県だけで全国の駐車監視員による貼り付けの6割近くを占めてる。
 
 駐車監視員の制度が導入されたのは2006年6月。そのときいっしょに新しいペナルティ「放置違反金」が登場した。これはぜんぶ、取締りをやった都道府県の収入になる。
 大都市ばっかり儲かってずるいぞと、地方は腹の中で思ってたりして。

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▲お仕事中の駐車監視員さんたち(ブログ今井亮一の「交通違反バカ一代」http://ko-tu-ihan.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_2.htmlより