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俺の、最後の獄中絵日記 第108回

ホリエモン

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前回までのあらすじ
2012年10月、覚醒剤の譲渡や使用などで懲役二年四月の刑をくらった後藤武二郎は現在、北海道は月形刑務所で服役中。こんなことは今度で最後!と心に決めた武二郎は、今のみじめな境遇をいつまでも忘れないために、日々の暮らしを支給された唯一のペン=ボールペン1本で描くことにしたのだった。


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ホリエモン


2013年(平成25年)4月15日


夕べ、テレビで『たかじんのNO MONEY』という番組を観た。

仮出所したホリエモンが出演してたからだ。

「たかじんの食道癌除去のための入院生活と、ホリエモンの1年9ヶ月にわたる獄中生活どちらが凄い?五番勝負!」というタイトルの番組だが、こういうのって比較できるものでもないよね。

もちろん当の出演者達も、それを取り巻くコメンテーターも判っているから、「どちらの食事が凄い?」とか「楽しみは何?」とか一応、お題は出てたけど、さして盛り上がらず、ダラダラと番組は進行した。

当たり前の話だろ。

罰を受けて服役してる人間の生活と、病に立ち向かって入院している人間の生活が比較になるか。

企画の内容よりも、俺はホリエモンのコメントが気になった。

服役する以前の彼の事は、ニュースを観る習慣のなかった俺はよく知らなかったが、それでも世間の評判はなんとなく聞いたことがあった。

「傲慢」
「生意気」
「自己中心的」確か、そんな感じだったと思う。

しかし夕べ、初めて聞いた彼のコメントは穏やかで、ホリエモンよりよっぽど態度の悪いコメンテーターのイラつくコメントにも一度引く大人の対応をしていた。

それにしてもホリエモン、懲役生活の事、包み隠さず堂々と語るね。

そこには「ムショ帰り」という暗いイメージはない。

人生を復活させるための固い決意、良い意味での開き直りを感じた。

俺も......それでいいんだよな。


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