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ラブホ従業員はミタ 第八夜

包茎じゃないですよ「包布」です

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 ごきげんよう、大塚です。

 先日、学生時代の友達の実家でご不幸があり、仲よしグループで某地方のビジホに泊まってまいりました。ホテルに行くと、ついいろいろチェックしてしまいます。もう職業病ですね。ちなみに同級生にはこのお仕事はナイショです。

 そして、なんとその日に泊まったホテルの「包布」(ほうふ)が当店のと同じ色とデザインだったので、ちょっと驚きました。

 包布とは、掛布団カバーのことです。

 ラブホの包布は、ベッドメイクがしやすいように、両サイドに手を入れる部分(穴)を作ってあるのです。2人一組になって左右から穴に手を入れて一気にお布団を包布に入れますが、熟練ともなれば、まあ10秒ですね。こんどラブホにいらしたら、ご覧になってみてください。

 これはシティホテルにはないなと思ってましたが、ビジホにはあったとは。

これがプロのベッドメイキング術

 ベッドメイクは、お店や時間帯によっては1人で担当するところもあるようですが、やはり2人のほうが効率がいいと思います。

 まずは使用済みのピローケースとシーツ、包布をはがしてガウンとともにシーツにくるんで入口近くに置きます(放り投げちゃダメなんですが、限りなくそれに近い感じですね)。

 先にカバーを替えたピローを並べ、独特のたたみ方をしてあるシーツを広げて2人でベッドの頭の方から入れ込み、続いて包布に掛布団を入れ、端をベッドに入れ込みます。

 併せて灰皿を取り替え、スキンとティッシュを補充し、ゴミ箱のビニールも買えます。この間、3分ですかねえ。

 ちなみにこれらのリネン類は糊がビシっときいていて、しょっちゅう触っているので、冬でなくても手荒れがハンパないです。

 女性スタッフはマイクリームを従業員控室にキープしてますが、オッサンたちは無頓着。古参のアラキさんは、「もう指紋がなくなってるから、犯罪もやり放題やな」と真顔で言って新人さんをビビらせたりしています。

 ちなみに、ネットで検索すると「ラブホはリネン類を替えてないんじゃないか」との書き込みをけっこう見かけますが、いくら格安店でもそれはないと思います。

 少なくとも当店ではありえません。

 いろんなホテルを渡り歩いてきた諸先輩も「リネンは替えるわ」と言ってました。

 まあ他店さんでは、使用済み枕カバーでグラスを拭いたり、トイレ掃除をしたりしてるところもあるそうで、油断はできないかなと思います。

 くどいですが、当店ではありません。

 お泊りしたビジホを退室する際には、思わず包布とピローケースとシーツを外し、トイレットペーパーとティッシュを三角に折っておいてあげそうになりましたが......さすがにやめておきました。

 今回もお読みいただき、ありがとうございます。


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大塚
都内のラブホ「ホテルニューみのわ」(仮)勤務。就職難のため、思い余って清掃員に。水が合っていたようで結構エンジョイしている日々。週刊実話ザ・タブーにて「マル秘連載!! ラブホ清掃員が明かす『男と女の密室エロマンティク』連載中。ツイッターは@ohtuka_luvho

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ラブホ文化は、先人の苦労と工夫のたまものなのです