>  >  > ラブホにやってきた、春の"チン事"
ラブホ従業員はミタ 第七夜

ラブホにやってきた、春の"チン事"

この記事のキーワード:
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ラブホにやってきた、春の"チン事"

 ごきげんよう、大塚です。

 桜も散って、新緑の季節に向かっていますね。うれしくて飲みすぎて、酔った勢いでラブホ......皆様にもご経験がおありかと存じます。

 先日いらっしゃった中年サラリーマン風の男性お二人組は、別々のお部屋をお取りになり、女性を後からお部屋に呼ぶパターンでした。これはこれでありがちなのですが、男性のお一人がだいぶ酔っておられるご様子です。
「らいりょぶだあ、オレは酔ってなんからひー」的な感じですね。

 お連れ様はとにかくお部屋に入れてしまおうと肩を貸してあげたりしてますが、「うるへー。カネならあるろー」と一万円札をばらまいちゃったりして大騒ぎ。泥酔だけならいいのですが、ご気分が悪いのを放置してトラブルになっても困りますので、こういう時は、お店としては緊張します。

 でも、ひとまずお連れ様がお部屋にお連れして、お連れ様もお部屋に入られ、しばらくすると女性もお2人見えてきっちり90分で帰ったので、「まあいいか」ということになりました。

 問題は、翌朝でした。お連れ様が朝早くに先に帰ってしまわれたのです。

 泥酔されていた方は、チェックアウト時間が近くなってもいらっしゃいません。フロント係がお電話すると、爆睡されていたようですが、すぐにお出になりました。

「はい......え......チェックアウト???」

 どうやら、状況が把握できておられないようです。しかも「カギがない」とおっしゃっています。しかたなく男性スタッフのスズキ主任がお部屋へ。

「すみません、ここはどこでしょう?」
「は? ホテルニューみのわと申しますが......」
「えーと、なんで私は、ここにいるんでしょう?」
「昨夜、お連れ様とおいでになりましたが......」
「えー?? 連れ??? って誰???」

 まったくご記憶がないとのことで、二日酔いのクラクラする頭で困惑しきりのお客様ですが、床には使用済みのスキンが2つ......。しかも当店の備付のではなく「マイスキン」のようです。

 そして、カギはなぜか冷蔵庫の中から見つかりました。

 お客様は納得できない表情のままお帰りになりましたが、お会計もご体調も問題なかったので、当店としてはひとまずOKでした。スズキ主任は、「起こしに行ったらめっちゃ困ってたけど、ヤることはヤってるんだから、大したお客さんだなあ。しかも2回もなあ」とむしろ尊敬モードです。

 でも、そうなると、お連れ様はナニモノだったのでしょうか。2部屋の宿泊料と2人分のデリヘルさんのギャラを出させている「初対面の人」ということになりますが............。

 当店の、春のミステリー(違うかな)でございました。


♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥


大塚
都内のラブホ「ホテルニューみのわ」(仮)勤務。就職難のため、思い余って清掃員に。水が合っていたようで結構エンジョイしている日々。週刊実話ザ・タブーにて「マル秘連載!! ラブホ清掃員が明かす『男と女の密室エロマンティク』連載中。ツイッターは@ohtuka_luvho

ラブホ07.jpg

ボクもそんな紳士と出会いたい!