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俺の、最後の獄中絵日記 第81回

月形お悩み相談室

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〈前回までのあらすじ〉
2012年10月、覚醒剤の譲渡や使用などで懲役二年四月の刑をくらった後藤武二郎は、北海道の月形刑務所で服役中。関東で生まれ育った武二郎にとって、真冬の北海道は目新しいものばかりだった!


月形お悩み相談室


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2013年(平成25年)3月19日

先週から作業中にひとりずつ呼ばれては、食堂に入れられ何やらオヤジと立ち話。

今日は俺が呼ばれて食堂の中へ。

オヤジが言うには今現在、シャバの事、日々の生活においての不安や心配事が何かあるか、との事。

俺は、昨日のこともあって「特に不安はないが、工場で使っているゴーグルが傷で見にくく困っている」というと、「そんなものはまた別の話だ」と一蹴。

結局、工場や舎房でストレスや心理的負担はないか、とのことなのだが、この北の刑務所の処遇の良さに満足している俺に何の不満もあるわけがない。

ものの1、2分で俺のお悩み相談タイムは終わったよ。

なかにはずいぶんと長い話をしている人も居たけれど、刑務所側がそれを解決してくれるかどうかはあやしいものだよ。

けれども、こんな場を設けていること自体が大変親切なシステムじゃないかなと、改めて感心。

先日も、免許の更新のことをオヤジがしつこく言っていた。「もう一度確認してみろ」と。

何の告知もせずに、俺の運転免許証をパーにしてくれた府中刑務所とは大違い。

この親切さは、北海道の勝ち!