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ラブホ従業員はミタ 第五夜

プロとシロートさん

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プロとシロートさん

「ねーねー、今のどっちだと思う?」

 従業員控室に戻ってきたミヤノさんが聞きました。この道ン十年のベテランです。

「プロでしょう」
「いや、あのくらいの女子大生、いますよね」
「女子大生とつきあったことないくせにぃ」
「カンケーないっす!」

 何のことか、おわかりでしょうか。
 
 女性のお客様が「デリヘル嬢」か「シロートさん」かをスタッフが推理しているのです。おそらく、どこのラブホでもやっているものと思われます。お客様にはご迷惑はかかりませんので、このくらいはカンベンしてあげてください。

 今は、つけまつげやらウィッグやらで盛り盛りのシロートさんもたくさんいらっしゃいますので、簡単には判断できません。判断したところでどうもならないのに(苦笑)、清掃員たちも忙しいくせにけっこうくだらないことをしています。

 当店にも「常連」のデリヘルさんはいらっしゃいますが、そうでない方も多いので、「おっ、どっちかなあ」と思ったりするわけです。デリ嬢もいろいろで、コスプレグッズを入れた大きなスーツケース持参でいらっしゃったり、顔に5コくらいピアスがついてたり。

 大学生バイトの天然カワダくんは、
「あの人、いつもスーツケースですよね。いいなあ、稼げば旅行にも行けますよね」
とうらやましそうにしてました。

 いや旅行じゃないから(たぶん)。

 カワダくんは今どきの「童貞を誇り、ネタにしている」好青年です。ものっすごく清純そうな女性のお客様がお帰りになったあと、洗面台にゴム手袋が落ちていた時も、オバチャンのスタッフたちは「うわー、これは夢が壊れる」「かわいいカオしてすごいねー」と大騒ぎだったのですが、カワダくんは案の定「前立○マッサージ」を知りませんでした。

「......トイレ掃除でもしてくれたんですか?」

 ぶりっこ(古)にもほどがある! とオバチャンたち。大塚もですけどね。

 なお、当店ではお見かけしないのですが、都内には70代と思われるプロの方もけっこういらっしゃいます。ある方は、いつもペットボトルのお茶を2本(お客さま用と自分用ですかね)お持ちになって来店されるそうです。

 そういうの、好きです。

 今回もお読みいただき、ありがとうございました。


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大塚
都内のラブホ「ホテルニューみのわ」(仮)勤務。就職難のため、思い余って清掃員に。水が合っていたようで結構エンジョイしている日々。週刊実話ザ・タブーにて「マル秘連載!! ラブホ清掃員が明かす『男と女の密室エロマンティク』連載中。ツイッターは@ohtuka_luvho

ラブホ02.jpg

おおつかさん、今日もご苦労様です!(写真はイメージです)