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俺の、最後の獄中絵日記 第61回

子供の頃はできたのに

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〈前回までのあらすじ〉
2012年10月、覚醒剤の譲渡や使用などで懲役二年四月の刑をくらった後藤武二郎は、北海道の月形刑務所で服役中。関東で生まれ育った武二郎にとって、真冬の北海道は目新しいものばかりだった!


子供の頃はできたのに


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2013年(平成25年)2月26日

今日は体育館運動の日。

ボクシング教室はコッチの都合も考えて工場の運動のときだけにしているから、体育館運動のときにはランニングや筋トレをしている。

ところが、縄跳び発見!

ボクサーが縄跳びを練習に取り入れているのは誰もが知っているところ。

これは絶対、役に立つ事間違いなし!と挑むも、同囚に「一日100回は跳ばなきゃダメだよ」と声をかけられ、「100回など軽い事言ってんなよォ」という感じではじめると、これが跳べない。

20回続けられないのだ。

ニヤつく同囚の目にあせりつつ再び挑むも、跳べない。

「小学校の時はできただろ! どうして今は跳べないんだ!?」とハテナマークが???

歳とったのか、もともとリズム感がないのか、はたまた運動神経が悪いのか、非常にがっくり。

しかし俺はしぶといのだ。

30分間休まず跳べるようになるまで、縄跳びは止めないぜ。

新しい目標発見!ということにしておこう。