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俺の、最後の獄中絵日記 第57回

免業日の午後

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〈前回までのあらすじ〉
2012年10月、覚醒剤の譲渡や使用などで懲役二年四月の刑をくらった後藤武二郎は、北海道の月形刑務所で服役中。関東で生まれ育った武二郎にとって、真冬の北海道は目新しいものばかりだった!


免業日


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2013年(平成25年)2月15日

ここでは毎月2回の金曜日は"教育的指導日"で免業※1

免業ではあるのだが、部屋で勉強しなさい......という日だ。

手紙を書くのもダメ。マンガを読むのもダメ。

午前中はテレビを3本観て感想文を提出する。

午後は各自、自習だ。

小説を読むのはいいが会話はダメ。

しかしながら自己学習で許可を貰えるもの──珠算、ペン習字、製図、レタリング、イラスト、簿記、書道──の中からイラストの許可を取っている俺は、この絵日記を描く事は許されているのだ。

本日の教育テレビ 午前中の3本
①教育ビデオ(自分の罪を忘れる)
②探検バクモン(巨大ガス要塞を占拠せよ)
③その時歴史が動いた2(焼け跡から生まれたチャンピオン白井義男)


※1 刑務作業が休みになる刑務所の休日