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蛸山めがねの「わるいひとstyle」 第1回 『スカーフェイス』前編

これぞ70年代売人ファッション

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Illustrated by Megane Tacoyama

映画に出てくる"わるいひと"のファッションを研究する、このコーナー。記念すべき初回は傑作ギャング映画『スカーフェイス』から、アル・パチーノ演じるトニー・モンタナを大研究していきます。


マイアミの裏社会でのしあがれ
『スカーフェイス』トニー・モンタナ チンピラ編

 1980年キューバ難民としてアメリカのマイアミにやって来たトニー・モンタナ(アル・パチーノ)が、麻薬の世界でのし上がっていくきっかけとなった、コロンビア人とのコカイン取引き時に来ていたシャツがコレ。

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 入国管理局や難民キャンプで着ていたシャツ2点とも鳥モチーフに対し、マイアミでも目立ち過ぎるビビットオレンジに虎の顔が点在するデザインは、「鳥のように自由に飛びたい」から、「猛獣のように喰いちぎりたい」へと変わっていくモンタナの心境の象徴ではないのかって勝手に思っています。

 次はスーツ

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 コカイン取引きの成功を伝えるべく、ボス宅訪問時に着用。シルク素材はなく、当時のスタイル以前に流行った大きな襟でサイズも身体に合っておらず、なんかもっさりした印象です。

 トニー・モンタナの溢れる闘争心や男気に触れ、ボスの信用を勝ち取るのですが

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 ボスの情婦エルヴィラとのダンスで、踊りが苦手なことを露呈しちゃうモンタナ。あげくボスの右腕からは「田舎者だ」と言われる始末なのでした。

 以下、トニー・モンタナ(麻薬王編)につづく。


   


蛸山めがね マンガ家、イラストレーター 白夜書房『懸賞なび』に「懸賞ほう・れん・そう」と「懸賞あるある」連載中。
https://note.mu/octopoda8