>  > 京都朝鮮学校襲撃事件で在特会らが敗訴確定 カウンターは勝利をしたのか?
憂国我道会・山口祐二郎のひとりごと

京都朝鮮学校襲撃事件で在特会らが敗訴確定 カウンターは勝利をしたのか?

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在特会に対する高額の賠償金と、街宣の禁止のニュースは全国で話題になった・NHKニュース

 12月10日。京都朝鮮学校襲撃事件民事訴訟において、人種差別団体、在日特権を許さない市民の会(在特会)らによる上告が棄却及び不受理された。約1200万円の賠償命令(現在は利子がついて1500万円オーバーらしい?)と、学校周辺での街宣禁止を認めた一、二審判決が決定した。

ヘイトスピーチで賠償確定=在特会の上告退ける―最高裁(時事通信)


「高額な賠償命令」は差別行為だと認められた結果

 在特会らが、朝鮮学校の子供たちにおこなったヘイトスピーチ(差別扇動表現)、「キムチ臭いでえ!」「朝鮮人はウンコでも食っとけ!」「スパイの子やんけ!」「人間と朝鮮人とでは約束が成立しません!」を、裁判官5人が全員一致の意見で違法だと判断したのだ。

 抗議の枠を超えたヘイトスピーチだと認定され、人種差別撤廃条約に照らし違法と断じた初の判例になった。そう、明確な差別行為で許されないことだと司法が認め、高額な賠償金になったわけだ。

 事件が起こった2009年12月から、約5年間という長い月日がかかって、この判決が出た。原告の皆様は本当大変だったと思う。僕なんかが言うのは恐れ多いが、お疲れさまでした。

詭弁にすぎない在特会の言い分

 在特会側はこのことに対し、表現の自由に最高裁が向き合わなかったことが残念だとふざけたコメントを出している。だとすれば在特会側の言い分としては、朝鮮学校の子供たちにヘイトスピーチをして差別したことは、正当な抗議で表現の自由の範疇だから罪にならないんだということになる。

 日本国憲法で保障されている表現の自由はある。なので、憲法で保障されている表現の自由の名のもとに、ヘイトスピーチを撒き散らす差別デモだろうが申請されたら警察は許可を出さざるを得ない。だから在特会らが罪に問われず、差別デモをできている。悔しいがそれが現実だ。

 事実、実行犯たちは平日昼間、1時間あまり授業中の子供たちにヘイトスピーチを浴びせているのだが、警察は見ているだけだった。その時、実行犯は現行犯逮捕をされていないのだ。また、朝鮮学校側が事件発生後すぐに威力業務妨害で刑事告訴をしても、すぐに警察は動かなかった。

 事件から8ヶ月も経過した2010年8月に、やっと京都府警は4名を威力業務妨害罪などの容疑で逮捕をした。授業を街宣で邪魔をした事が威力業務妨害罪になったのだ。