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エボラ出血熱とドラッグの意外な関係「ドラッグが日本に入ってこない真相」

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在庫僅少、在日外国人ドラッグディーラーが嘆くワケ

「最近は全然いいネタが入らない。なにかいい話があったら教えてくれ」

 そう話すのは港区で暗躍する、オレゴン州出身の某ドラッグディーラー、モンタナ(仮名)だ。親は本国で医者をやっているという。彼はサンプルだという小さなパケに入った緑のほっこりと膨らんだ小さな大麻の枝をつまんで、矯めつ眇めつ眺めて言う。

「これはインポート(輸入品)と言ってるが、絶対にグロウ(※この場合日本で育てたもののこと)だ。全然プレスされてないだろ? 確かに香りはいいけどな。コカインもない。まったくない。なぁ、どうにかならないか」

 モンタナは繰り返すが、もちろん一介のライター風情がドラッグのルートなど知るはずもない。そんなネタ(情報)があるなら、むしろ取材させて欲しいくら いだ。「在日外国人のドラッグネットワークの全貌」とか。しかし、なぜそんなにドラッグが市場にないのか。日本の治安を考えれば喜ばしい限りなのだが、なにか特別なわけでもあるのか。

エボラ出血熱に関連した厚労省の思惑

「あるある。エボラ出血熱だよ。いま世界的にエボラは相当ヤバいことになってる。かなりシリアスなのは間違いない。アメリカでもエボラを治療するための態勢を整えるのに、医学会は躍起になってるからね。けど、日本は国に入れないように尽力してるんだ。島国だからその発想はわかるんだけど、エボラは潜伏期間が長いから、本当に入ってきても実際のところわからないんだよ。だからまず治療できる態勢を整えるのが先決だと思うんだけど......おかげでこっちは...こういうの日本語でなんていうんだっけ?」

 商売上がったり?

「そうそう(苦笑)。ショウバイアガッタリ」

 モンタナは「笑い事じゃないよ」と笑って言葉を足す。モンタナ曰く、厚労省主導で現在、あらゆる輸入品の検疫を行っているのだとか。おかげでドラッグがマーケットに流れない状況が続いているのだという。

 悪いことではないが、その穴埋めに危険ドラッグが蔓延するようならかえってよくない。モンタナのいうことが真実なら、とにかく厚労省の思惑通り、エボラの入国を食い止めて欲しいものだ。


(取材/文=李白虎)

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