>  > 在特会会長・桜井誠引退の真相と、逮捕された在特会メンバーを含む5名のその後
憂国我道会・山口祐二郎のひとりごと

在特会会長・桜井誠引退の真相と、逮捕された在特会メンバーを含む5名のその後

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No, Racism

橋下&在特会.jpg

先日行われた橋下市長との対談での桜井誠。朝日放送(キャスト)

 11月14日。10月25日に傷害容疑で逮捕をされた在特会メンバーを含む5名の処分が決定した。この事件の被害者2名は、僕と、僕が会長を務める憂国我道会メンバーである。なのでいち早く情報が入る。

 事件の経緯や逮捕までの流れは以前の記事のこちらに記してある。

【在特会メンバー逮捕事件、渦中の"憂国我道会・山口祐二郎"激白】

 全国報道で5名は名前も出ている。はっきり書こう。水谷架義、新妻真一、伊藤広美は略式起訴。山本雅人、篠田佳宏は不起訴。この処分、不起訴の2名は別として、多くの方々が軽すぎると思うのではないだろうか?

 ここで誰もが気になるのが、5名勾留中に在特会会長を引退する発表をした桜井誠のことであろう。憂国我道会との事件の影響を感じざるをえない。桜井誠は任期満了の11月末で在特会から退会することも明らかにし、今後は「一個人として活動していく」と述べた。

 僕らとの事件により、在特会の中でどんな動きがあったのか。在特会側が今回の件で、動揺しているのは明らかである。それはそうだ。この事件は捜査がまだ継続中である。なぜかといえば、他にも僕を殴った人間が沢山いるからだ。

 また、直接暴行をしていなくても、立件は難しいかもしれないが、桜井誠をはじめとして煽っていた人間は山ほどいるのだ。被害者としては、その方向でも捜査が進んでいると聞いている。

 これは僕の予想になってしまい真意は分からないが、そんな大変な状況での桜井誠引退の真相は、自らの安全を確保するためだったのではないだろうか? そして今後のことを想定した上での対処だったのではなかろうか?

デモ.jpg

 それはともかくとして、僕の意見としてはやはりこの事件。在特会らは「朝鮮人!」などと叫び、僕らに暴力行為をしている。それを煽っていた人間たちも、ヘイトスピーチ(差別扇動表現)をおこなっていた。ヘイトスピーチとは広義では、人種、宗教、性的思考、性別、などの、生まれついて変えることのできない、また変えることの非常に困難な属性、社会的弱者のマイノリティーを偏見、差別する表現行為である。

 そう、明確に朝鮮人への憎悪、差別意識に基づく事件だったのだ。僕らは日本人であったが、僕らが受けた暴力は、これは紛れもない人種差別から起きた暴行、ヘイトクライムなのである。

 ヨーロッパでは、ヘイトスピーチを規制する法律がある。海外ではヘイトクライムを取り締まる法律がある。日本も国会でヘイトスピーチを対策する規制法が議論されているが、日本社会で差別を許さない空気をどんどん作っていかなければならない。

 僕としては在特会らには民族差別をしたこと、そこを強く反省してほしい。

 てめーら、日の丸掲げているけれども日本良くしてねえんだよ。反日野郎どもが。自称愛国者の差別主義者は日の丸降ろして、差別をやめろ。


(文=山口祐二郎)


山口祐二郎 プロフィール
1985年、群馬県生まれ。歌舞伎町ホストなどを経て、新右翼「統一戦線義勇軍」幹部に。2007年に防衛省襲撃事件を起こし、2012年に脱退。現在は作家・活動家として活躍。 著書に『ハイリスク・ノーリターン』(第三書館)などがある。
山口祐二郎の公式ブログ「火炎人間」http://yamaguchiyujiro4.seesaa.net/